加古隆の「パリは燃えているか」とか「黄昏のワルツ」とか聴くと,高校や大学の冬を思い出す。あの寂しくて切ない気持ちになっていた冬。
「パリは燃えているか」は『映像の世紀』で。
高3の世界史は12月くらいから,ずーっとそれだけ観てた。
ノロウイルスにやられて,でも保健室に行って欠課になるのは嫌で,視聴覚の後ろで横になりながらビデオ観てたとき。昼食の時間に視聴覚まで迎えに来てくれたのはやっちゃんだった。
「黄昏のワルツ」はフィギュアスケートの全日本選手権で村元小月がSPの曲で使ってた。現役最後くらいのSP。このひとのことはよく知らなかったけど,雰囲気に合ってる曲だと思った。
年末で,ひとりでフィギュア観てて,一年の終わりを感じて,なんとも言えない気持ちになるプログラムだった。
そういう曲を聴きながら出勤している。
音楽はスポンジ。
あの時の気持ちは,やっぱりとてつもなく,私を私にしている感情だった。
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