Saturday, October 28, 2017

絶望と頭痛2017



寝落ちしてしまって,今日は一日中頭痛が残った。
昨夜はもう何も考えたくなかった。

二ヵ月ほど前から日程を組んでいた,来年度に向けての大人ミーティングが昨日だった。
私は個別に一人ひとりの進退を聞いていたので,8割方覚悟をしていたのだけど,やっぱりそれがメンバーの前でオープンになり,アンオフィシャルがオフィシャルになるということははっきり言ってしんどかった。

今年から入って来た後輩ちゃん達に何をどのタイミングでどう明かすかを詰めた。かなり丁寧に。それくらい衝撃的なことを伝えるのだから仕方ない。

50分,真剣に話した。

その中で印象的だったのは,教えてもらいたい後輩と,その圧を苦しく思っていた先輩の存在だった。その組み合わせは正直お互いきつかったのだろうと思う。そしてそのズレを誰かに言えたかと言ったら,きっとそうではなかったのだと思う。

業務後にロッカーで,たまたまその二人が謝り合っているところに入り込んでしまった。ので,日中のミーティングのことについて尋ねられた。「どう思いましたか?」と。


改めて,職場に何を求めるか,
先輩に何を求めるか,
後輩に何を求めるか,は,
一人ひとり全然違うなぁということを感じた。

でもって,私は元々教育のニンゲンだったことを改めて実感した。
教育だから,知っている人が知らない人に伝えていくことがある意味当然の文化を学んできた。教えてくださいと言われたら,その術を伝えることがある意味当然の文化。個人が集団へノウハウを伝達する文化。
だけど心理は違う。個人から個人に学ぶようなもので,教える!というよりはその人の技を見て盗むことに近い。職人の,見て真似て学ぶような文化。トップダウン的に理論から学べるものもあるけれど,スーパーヴィジョンとして個人的な指導を仰ぐことが多いのだと思う。だから内心,私の中にもどこかで盗まれてたまるか的な気持ちがあったりもする。

教えてほしいと言われて嬉しいひともいれば,それを求めないでほしいひともいるんだろう。先輩と後輩はそこが違ったんだと思う。先輩はきっと,よくも悪くも集団の「先輩」になりきれなかったのだろう。個人で追求していく職人さんだったのだろう。


職場に何を求めるか,先輩に何を求めるか,後輩に何を求めるかは,人それぞれ違う。何のために働いているかも,一人ひとり違って当然だ。
だけど臨床心理士として,「クライエントの利益に資すること」。これは共通で目指すべきことだ。
丁寧に引き継ぎをすること,きちんと仕事ができるひとに仕事を任せること。これは巡り巡ってクライエントの利益になるはずだ。粗雑な引き継ぎをされた側は,受けた感情を転移としてクライエントに出してしまうと思うから。


それでもニンゲンなのでつらい。そんな,大人ミーティングのメンバーみんなが辞めるんだったら,私だって辞めたい。

だけど後輩ちゃんがかわいいから。見捨てられないから。まだ進退を確認していない後輩ちゃん二人のうち,どちらか一人でも残るのならば,私はその子のために働きたいと思う。このしんどい状況を,一緒に乗り越えたいと思う。働く仲間のことなんて何も考えなければ誰が残る残らないに関係なく,残って働くことが一番クライエントのためだということはわかっているのだけど。


あーーーーーーーーー。しんどいしんどいしんどい。
今日行きつけの美容師さんに『何とかなりますよ』と言われて,救われた。
でも涙が出ちゃいそうなくらいしんどい。でも出ないからもっとしんどい。誰かによしよしされたい。←
ちょっとフラッと実家に帰ろうかな。さすがに親によしよしはされたくないけど。
ふにゃ…(´ `)


+++


…と思って実家に連絡してみたけど,帰れないことが判明。
一人で頑張れってことか。
はーい。

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