Friday, March 30, 2007

空っぽ


みみたぶの穴にも
あまいもの探す口にも
光るピアス
赤いりんご
すべてうまったの
さみしさや
かなしささえ
入る隙間はなくなった

けれど一生からっぽのまま
永遠に開かないとびらひとつ
待ってる ずっと待ってる きっと 恋しくて泣いてる

どうして
わたしはわがままで 誰かを困らせてしまうんだろう
どうして
こころはとまらずに 加速ばかりをつけるんだろう


知ってる
多く愛した方が負けだと。
昔の人が言っていた。それがほんとならわたしはしまいに消えちゃうから
かくしておくよ
言わずにゆくよ


ふさがる手段はただひとつ
だけど言わない
絶対言わない

わたしわがままなんかじゃないからさ。

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