誰からだと思ったら、その友達。
彼女から電話なんて滅多にない。だからこっちから電話しました。
彼女の学校の、国語の先生が、亡くなったそうです。
あぁ。
あたしだってそうなの。先生がすきだからさらに頑張りたくなるの。先生だから頑張りたいの。
頭の中で勝手に、身近な先生が浮かんだ。
なんだかかなしくなってきた。
「私ね、その先生の名前間違えて覚えてたの。だから、一度も○○先生って呼んでなかったの。・・・もっと、もっと・・・・・。」
ーーーーーーーー当初その先生は、「出張だから」と言って 学校を休んだそうです。
私はただ、うん、うん、としか言えなかった。
ほかの言葉が出てこなかった。
スピーカーの向こうからは 吹奏楽部の楽器音が聞こえてきた。
もう部活だから。いってらっしゃい。いってきます。
素直にすきと言えなかった数学の世界をかえたのはあなただから、
どうして教科担任じゃないんだと思うあなたは国語の先生だから、
いつも教師は嘘をつく。でも信じようと思ったんだから。
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