わたしがいた住所なら、5歳以降のところなら、
覚えてる。今でも書ける。
でももう1年前にいた家は、住所もたてものもなくって。
そんなところに宛てて、りかに手紙がきたようです。
転送されて、また転送されて、
スタンプを見たら8月1日。
今日、6日。
てがみがきたよ。
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もう二度と会えなくても、いい。
もう二度と話せなくても、いい。
そのために、春にたくさん手紙をかきました。
やっぱりわたし、生きているなら 誰かに何かを伝えたいみたい。
今夜の日記のように。
中学のころにもしたんです。
一通。
いちばんわたしが生きてたような授業をつくったひとに。
でもって今年はちょっと多くて、受験でお世話になったひとや、もともと書きたかったひとや、いろんなひとに。
届くかどうかがわからなくて、それでもかけてみたかった。
そしたら、もうない住所に宛てられ、転送され、転送された手紙が、さっききたんです。
あぁ。ときめき。
でもほんとはあの日、もしかして読んでくれてたんじゃないかって思ってた。
とっても自意識過剰なことを言うなら、あのときのことばはぜんぶ、私に向けられたものなんじゃないかって思ってた。
思ってたよ。
りかには夢があって、
それは中学のころからの夢で、
役者になることでも演出家になることでもなくて、
たったひとつの会社に就職することで、
私は自分が信じたいものしか信じなくて
そこにたどりつくまでずいぶん時間がかかって
だけど
これ「だけ」にはならないってとばしてた 先生 という職業が、
今とてもすてきなものに見えます。
教員免許、とろうとしてるけど、一生の職業に先生を選びたいわけじゃなくって
もしその会社に就職できなかったら1・2年講師でもしようかな みたいな甘っちょろい考えで
でもくらくらする。
だれかのなにかが変わったり
変わるきっかけになるのなら なんて素敵なのだろう。
そんなことを考えている。
でも、やっぱりやだなぁ。先生。
でもなんか楽しそうだなぁ。先生。
部活だけしたいよ。(笑)
高校の、演劇部の顧問の先生だけになりたいと思う今日この頃。
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