Sunday, December 6, 2015

皮膚の薄さ。



「薄くないですか?紙とかで切ったらすぐ血が出てきちゃいそう。」



そんなことを言われたのは初めてだったのでびっくりした。27になっても,まだまだ自分のことは未知なようだ。



最近こじゃれている私(←自分で言う)は,花の結婚式をきっかけにジェルネイルデビューをした。開拓中なので2週間前に行ったところは初めてのサロン。
そこで言われたのがそのひとこと。

初めてジェルをやったときも,今回そのジェルを落とすときも,しみた。薬剤がしみたしライトを当てるときは熱かった。
職場の先輩でよくジェルをやってる方がいらっしゃるけど,その先輩もこんなイタイ思いしてやってるんかーと思ったのだった。


しかしその後大学院の同期とネイルの話になったときに,「私全然痛くなかった」という声を聞いた。

え。そうなの。しみなかったの?痛くなかったの?



やはりサロンのお姉さんが言うように,私は爪も皮膚も薄いようだ。



そう思うと,今までの自分のあれこれに納得がいくなと最近思った。

まず,熱いもの。紙コップに入ったコーヒー紅茶の類いは,すぐには持てないので飲めない。やっとこさ持てたとして,コップに口をつけ飲もうとするのだけど,くちびるが熱さをキャッチして,やはり飲めない。認めたくないけど猫舌らしいので,手でもくちびるでも舌でも,熱いものは私を苦しめる。そうか,皮膚が薄いから,熱電導率が高いのね。たらこくちびるなのに,関係ないのね。

次に,寒さ。私はコートより先に手袋がほしいひとなのだけど,東京のひとたちは寒くなるとまずコートをファッションに取り入れている。なのでつけたいタイミングで手袋をしてると,街中では仲間を見つけられない。なぜみんな手袋がなくても平気なんだ。強がりなのだろうかと思っていたのだけど,やはり皮膚の薄さが熱電導率と関係しているならば,手も冷えるだろうな。足が冷たいのは冷え症だと思っていたけど,これも皮膚の問題なのか。いや冷え症なのには変わりないけど。
寒くなって油断してるとすぐ手の甲がカサカサして,ハンドクリームがしみてしまうのも,これなのか。ハンドクリームは成分がよくないのだと思っていたけど,もしかしたら普通のクリームでも皮膚にとっては刺激的なのかもしれない。


そんなことを,齢27にして発見したのです。
自分のことなのに,わからないことばかり。でもってプロにみてもらうのって良いなと改めて思いました。今回は爪とか皮膚とか。


そう。毎年油断して右の手の甲はすーぐガッサガサになっちゃうのですが,今年はこまめにケアをしている甲斐あって,ギリギリセーフを保っています。長野県は湿度も気温も低くて過酷な環境だったので,県大会会場でもこまめに甲だけぬりぬりしてました。笑


きっとこの薄さは,私の心の鈍さに先行して,私に気づきをくれたり,私を律してくれるものになるだろう。な。

とか,そんなふうに書けばまとまりますか?(謎)

今日の1枚。学部4年の12月。
留年が決まって絶望的な空。笑
上野の国立西洋美術館の常設展におでかけした帰り。

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