出戻っていました。
学生時代にバイトしていた劇場です。
なんか人手が超足りなくなってしまったらしく,新人さんを採用して研修する時間すらないのでOB・OGを呼ぼうとなったようで,お呼ばれされてきました。
そんな事態になっていたなんて!私も超びっくりです。
ひどいときは,朝番のひとが一度家に帰って夜番やってたり。
しかもそれをやってるのが,私がバイトしてたときにすんごいお世話になった先輩となったら,
こりゃ行かない訳にいかない…!と思って,
2ヵ月ほど出戻ってました。
ほんとうに,ただいただけで,これといった仕事はした感じしないのですが,
「いること」がお仕事なので,それで繋いだと思えば,まぁ良かったのか。
この職場への出戻りはこれが初めてではなく,
学部4年の3月に一度退職して,院試受けて,通って,受かりましたーって報告しに行ったら「今人足りなくて。来月からどうですか。」と誘われ8ヵ月でカムバックし(笑),M2の修了時まで働いちゃったのでした。
2度目の出戻り。3度目の採用…。もう何も怖いことはない…。
やっぱりお仕事の感覚は鈍ってて,悔しい思いもしたり。一度身に着いたものが剥がれ落ちているのを実感し,老いってこんな感じかなと思ったり。←
でも出戻った初日,周りの方から「自然ですね」と言われて嬉しかったり。わーい私認知されてた。笑
そして今回出戻れて本当によかったと思ったのが,今年の春に退職された部長の最後のメールを拝読できたこと。
この職場・仕事に対する思いとか,ご家族に対する思いとか,そういうものがじんわり伝わってくる,温かいメールでした。読めて本当に良かった。
劇場で働くひとたちって…まぁ心理もそうですけど,ほんとに,それが好きじゃないと働かないお仕事だと思うので,その道のプロのそばでお仕事できたことは,本当に刺激になりました。
内部資料に目を通してワクワクしたり,想像がふくらんだり。
やっぱり,そういう気持ちがないと私働けない…。いくら今より高給であっても,この職種からは離れられない。
そんなことも再認できました。
もともとの職場の勤務のあとに出戻っていたので,そっちで残業できないことはとてもつらかったですが…それ以上の収穫があったと思います。はい。
そんなこんなで,出戻っていた話でした。
前回退職したときに贈る贈る詐欺をしていたのですが,今回はちゃんとバイト先に胡蝶庵のとろける生大福を贈りたいと思います。笑
(その昔撮った。バイト先の建物から。TOKYOですな…。)
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