Tuesday, December 23, 2014

ひとさまの文章から連想するあれこれ。

「高校演劇ながの」の第17号が面白い。

先日,ほんっとにたまったま読んだ。

岡谷南(当時)の輪湖先生の文章が,とにかく面白い。

やばい。機会があれば一緒にお酒を飲んでみたい。

(ちなみに郷原先生とはお茶を飲みたいと思っている。笑)

←とりあえずインターネットの海に流せばご本人の元へ漂流する可能性もあると思うので,とりあえずぷかぷかさせてみる。


あ,そうそう。PDF化されてるので,リンク貼っておきます。ここクリックしていただければ,飛びます。



今年,とある高校の文化祭公演にお邪魔したあと,顧問の先生に感想を求められたことがありました。
<(部員のみなさん)がんばってましたねー>と,当たり障りない,でも嘘ではない言葉で返したのだけど,さらにその先生は「普通の劇としてどう思う?」と聞いてこられました。
私は,高校演劇は高校演劇。それ以下でもそれ以上でもないと思っています。そのカンパニーが所属している先が高校なら,部活動としてのカンパニーであれば,高校演劇。教育活動としての演劇。なので,

<いや,高校演劇だから,そういうふうには見られないです>と率直にお返ししました。


学部時代は教育学をべんきょうしておりましたので,演劇部という活動全体が教育なのだというスタンスでおるのです。わたし。

だから,部員にプロの仕事を求めるのは違うのではないかと。(年齢的に高校生のひとがプロとして舞台に立ったら,それは求めていいと思うんだけど。)
…あ,部員であっても,プロの意識を求めることは必要だと思います。

結果としてクオリティの高いパフォーマンスを提供できること(高校演劇)と,
ある一定のクオリティを保証したパフォーマンスを結果で出すこと(プロ)では,目指すものも方法も異なる。
それを高校の部活に求めたり,プロのような枠組みで評価するのは違うんじゃないかなーと思う訳です。
そもそもプロの芝居に対して,<がんばってましたねー>なんて言うはずない。だってがんばるのが仕事なんだから。


そんなことを,輪湖先生の文章を読んでて思い出したのです。



あと,今年はカサハラリカ名義でTwitterをはじめ,現役の部員さんをフォローさせていただいたりしたんですが,普通に所属先を出してるのに「県より地区の方がレベル高い」とかいうつぶやきがあってびびりました。
いやだめだろ。負け惜しみにしてもアウトすぎるだろそれ。と思ったものです。笑

今年は中信地区大会と県大会をがっつり観たり,あと長いこと東京にいる中で感じていたことなんかを含めて考えると,地域格差と文化格差はなんだかんだ関連してるなと思う訳です。

やっぱり地区大会に出る高校の数だけ受ける刺激の量は変わるし,閉鎖的な地域はいつまでたっても閉鎖的だし(交流したくても限りがあったり),あとやっぱり“代表”を選ぶときにはちょっぴり教育的配慮というものも入ってるだろうなと思う訳です。
「そういうところも考えなさいよ」と高校生に言うつもりはないですが…というか,それ以前にやっぱりネットのマナーが…!と,アラサーカサハラはオロオロしてしまいました。

…ということも,輪湖先生の文章を読んでて思い出しました。笑


でも,なんだろうね。
ネットのことに関して言うと,私が現役だった頃って,もっと高校同士がバチバチ火花を散らしていたように感じていたのだけど(私だけ?),
今はTwitterで他校間でわちゃわちゃほめあったり世間話してたりしてて,交流してるんだなーということがよくわかりました。まぁ一部の方に過ぎないと思うのですが。でも少なからずその「一部」に入る方々には影響を及ぼしているのだろうと思うと,Twitterすごいなと思います。

これから先,長野県に限らず世の中少子化が進んで高校の入学者が減って,部員の数も少なくなっていくことは明らかなので,何ができるんだろうなーと考えます。
高校間の交流?合同でお芝居つくる??大会とか合同で出る??
んー,それも長期的なスパンで見ていかないと,ただの「ちょっとした企画」で終わるんだろうなぁ。
でも生徒は3年で変わるし,顧問だっていつまでもそこにいられるわけじゃないしね。
ムズカシイ話ですね。

なんて,ただの素人がちょっと事情を知ったふりして書いてます。
一番タチが悪いやつだな!とは,自分自身がよく自覚しております。笑



はー。お姉ちゃんちにクリスマスカード送らないと。もっと早くやるつもりだったのに!
では,ごきげんよう~。

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