Friday, July 3, 2015

Real Time


昨日観たマームとジプシーの『cocoon』の衝撃が続いている。

マームとジプシーは私の高校の部活の先輩が携わっているカンパニーで,旗揚げの『スープも枯れた』を桜美林で観た。
私が東京に出てきた最初の年だから,もう8年も前のことになる。
あの頃はまだ,反復の意味とか,それが織り成すものをキャッチする力が弱かったように思う。私は。

あの女の子達のように,私の心もたくさんの銃弾が貫通していった。気がする。

そして終演後,先輩に会ったら情けないけど泣いてしまった。言葉にならない感情を,久々に味わった。

先輩は私より背が小さいのに,何度も頭をなでてくれた。

ちなみに先輩と私は入れ違いで卒業入学したから一度も同じ作品を一緒につくったことはない。常に作り手と観客,作り手と観客だった。
それでも先輩は頭をなでてくれた。
マームって先輩のことを言うのではないだろうか。


生きていこう。
私は生きていくプランを立てたから。
生きていればなんだってできると,あの舞台の女の子も言っていた。


 

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