Monday, June 15, 2015

お仕事を通して思うあれこれ。2015梅雨。

最近考えること。それは。


クライエントの利益になっているかを考え続けないのは怠惰だと思うということ。


相談者のことを,心理の世界ではクライエントと表現することが多いです。
来所したからには,私達は彼らのプラスになること(利益)を提供することが求められます。それが心理療法なのか,環境調整なのか,他機関への紹介なのか…とかは,当然相手によって違います。

私の所属する相談室は,メンタルの部署と発達の部署があります。相談の窓口はひとつだけど,相談内容によってどっちかの部署に振り分けられるしくみ。私は発達の部署。もともと発達に強いから採用されたわけではなく,採用された部署が発達だった…みたいな感じで,就職してトレーニングを受け経験を積んできたひとです。

「振り分けられた方の要素からしかクライエントを見られない」というのは,自分のやり方にクライエントを無理やり押し込めるようなもので,メンタルの部署であっても発達の,発達の部署であってもメンタルのアセスメントができなければだめでしょというのが私の念頭にあります。自分が提供しているものが適切かどうかという見直しは常になされるべきだし,それをしないのは怠惰だと思うわけです。

というか心理職と名乗る以上,発達も医療も法律も万遍なくべんきょうしているはずなので,「全くわからない」というのも怠惰!「今は家庭科の専科だから国語教えられません」という小学校の教師のようなもの。例えて言うなら。(←こんな先生が実際にいるかはさておき。)
いや小学校の先生なんだから算数も理科も一通り勉強したよね,って。今は専科かもしれないけどさ。って。得意でなくても,やれるひとのはずですよねって。

クライエントのいちばん利益になることは何なのか。それを考えなければ仕事してることにならないと思うのです。自分が今やっていることより,他の方法の方が良いかもと思ったら,その道も検討する!するの!!



…っていう,まとまらないけど,ここ最近の心の声です。
この文を書いていて,変にプライド持つと曲げられなくなるんだろうなということをうっすら感じます…。
「わからない」が素直に言えなかったり,知ったかぶりしたり,今の自分の立場を弁えられない。そんなふうになってきたら,おしまいだなと自分に言い聞かせたい。です。

数年後にこの日記読んだら,なんて思うのかな。この時の気持ちと全く一緒だったら,それはそれで嫌だな。笑



というわけで,未来の自分に向けて書く,社会人2年目カサハラさんの日記でした。ちゃんちゃん。

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