「わたしの20○○ねん」シリーズ,2014年がようやくまとまります…。今回は映画編。
社会人になってホイホイお芝居に出かけることができなくなった分,映画を観ることが増えました。
職場の同僚の方から「映画は映画館で観るもの!」と教わってから,映画館で観て初めて映画になるんだなーということも,なんとなくわかってきたような気がします。舞台を劇場で観るのと一緒。
そしたらば,私の胸を打ったベスト3も,全部映画館で観た作品になりました。
ではでは,myベスト3+αをご紹介!
③『STAND BY ME ドラえもん』
監督:八木竜一/山崎貴
脚本:山崎貴
原作:藤子・F・不二雄
ドラえもんって子どものための作品だけど,この作品は大人のための作品のように感じました。
「のび太の結婚前夜」や「帰ってきたドラえもん」なんて王道すぎる作品に,リアルになった表現方法(CG)!もうワクワク感が半端じゃなかったです。
そう。ワクワクしたのです。
これから生きる日本なんて,少子高齢化は進むし消費税は上がるし大きな地震はやってくるし,何に期待して何を楽しみに生きれば良いのかわからない。お先真っ暗!って本当に思うのに,ドラえもんの未来は,ワクワクさせてくれる。それは街の外観だったり,乗り物のような技術だったり。それを見て「うわぁ~」ってなってるのび太くんの表情がまた素敵で,その世界で生きている大人しずかちゃんの生活が素敵で,胸がときめきました。そんなふうに生きていけたら,なんていいんだろう。
見ていて魅力的だったのは,やっぱり表情!「嬉しい」とか「くやしい」とか,ひとつひとつの表情に血が通っていて,キュンとしました。アニメーションなのに,細かい表現に大人のこだわりを感じられて,本当に素敵でした。
大切なひとがいるからがんばれる,大切なひとの成長が日々のしあわせ。
そんなことを感じられる,愛おしい作品でした。
②『永遠の0』
脚本:山崎貴/林民夫
監督・脚本・VFX:山崎貴
これこそ本当に映画館で観る作品!スケールの大きさに圧倒されました。
あと岡田くんの演技ってまともに観たことなかったけど,良かった…。
ラストのあの表情がとても良かった。①の『私の男』もそうだけど,そのワンシーンのためにすべてがあるような気がします。
なんか,最近,時代のうねりに巻かれずに自己を主張するひとを(作品の中で)よく見る気がします。
『花子とアン』の蓮子様だったり,『赤い月』の波子だったり。この宮部もそう。現代で生きる私達だったらとても自然なことなのだけど,その当時にそうすることが,どれだけ勇気と覚悟のいることだったのだろうと思うと,本当に強いひとなのだろうなぁと思います。
「愛することが生きること」だとしたら,私もまだまだ死ねない…。
今年の3月には向井くん主演でテレ東がこのドラマ版を放送するらしいので,それも楽しみです。
①『私の男』
監督:熊切和嘉
脚本:宇治田隆史
濃密な蜂蜜を一気飲みしたら見えるような世界観。
『永遠の0』以上に,最後のあの表情のためにあった129分。何があっても,誰と生きていても,深いところでつながっているんだろうなと思いました。
二階堂ふみの化けっぷりが,スゴイ!中学生から大人になるまで演じ切っていますが,自他の未分化のドロドロしたところも,自立して凛としたところも,きちんと見えて。力のある女優さんなんだなと実感しました。
あと,北海道の曇天or雪!という天候も,ふたりの閉鎖的で濃厚な世界観を引き立てていて素敵でした。うまくいえないけど,日本映画っぽい質感の画なのも,ちょっと昔っぽい感じがあってきれいでした。
浅野忠信の不器用さ,三浦貴大の健康っぷり,山田望叶ちゃんと二階堂ふみの妖艶さ…。とても良いキャスティングでした。酔いしれるって,こういう映画のことなのかなと思いました。
☆番外編『秒速5センチメートル』
監督:新海誠
脚本:新海誠
2007年に劇場で観て,そして今年DVDで観返しました。
初めて観た時は鈍行で栃木に行ったこともなければ,豪徳寺や三軒茶屋にも行ったことがなかったのだけど,今は全て果たしました。
主人公のような経験はないけれど,切なくてくるしい思いを抱えて大人になっていくあたりは,少しは似ているかもしれない。
初めてこの作品を観た時は,第二話と三話の間あたりに私がいたような気がするけど,今はもう三話のど真ん中だなーって感じました。観る年齢によって,感じる気持ちや思い返すあれこれが全然違うんだろうなーとも思います。
甘くて切ない,くるしい気持ちをそっとしておいてくれる。それでもそれぞれのスピードで世界がめぐっていくことを教えてくれる。そんな作品です。
+++
これでようやく,2014年を終えられる気がします…。笑
一時期真木よう子作品を制覇しようとがんばってましたが,途中で断念しちゃいました。
2015年はこれを目標のひとつとして,私の心をピピっと打つ作品に出会えたらな~と思います。
おわりー。
Wednesday, December 31, 2014
Sunday, December 28, 2014
No Title
私はずっと嫉妬していた。
誰かに、ではなくて、一緒にいられない時間に対して。
そうして、私はあなたの中からいなくなっていく。
それはとてつもない恐怖だった。
でもそうじゃなかった。
そうじゃないことがわかった。
私ずっと一緒だったんだね。
愛してくれてたんだね。
そうわかったから、嬉しくて泣いてしまった。
嬉しくて涙が出るなんて、なんて久々なんだろう。
『しあわせ』とか『みたされた』とか
うまくことばに出来ないけど、
思い出した。
私たちのはじまりが冬だったことを。
私は自分で思ってる以上に、あなたのことが好きなんだってことを。
誰かに、ではなくて、一緒にいられない時間に対して。
そうして、私はあなたの中からいなくなっていく。
それはとてつもない恐怖だった。
でもそうじゃなかった。
そうじゃないことがわかった。
私ずっと一緒だったんだね。
愛してくれてたんだね。
そうわかったから、嬉しくて泣いてしまった。
嬉しくて涙が出るなんて、なんて久々なんだろう。
『しあわせ』とか『みたされた』とか
うまくことばに出来ないけど、
思い出した。
私たちのはじまりが冬だったことを。
私は自分で思ってる以上に、あなたのことが好きなんだってことを。
Friday, December 26, 2014
すきなひとに手紙を書いた。
すきなひとに手紙を書いた。
誰にも干渉されない手紙。
建前がいらない手紙。
大人の書き方を無視させてもらい、書きたいように書いた。
そうしたら、言葉がするする出てきた。
便箋が2枚しかなかったけど、ぴったり収めることができた。
手紙だから、返事がこないこと前提で書ける。
メールに本音を書きたくても、スルーされたときのことを思うとオブラートに包んでしまうし、侵襲的になったりするから。
手紙がちょうどいいんだろうな。
あー、洗濯物乾かさなきゃ。ヒーターの前とかに持ってきて。
やることいっぱいだな。
誰にも干渉されない手紙。
建前がいらない手紙。
大人の書き方を無視させてもらい、書きたいように書いた。
そうしたら、言葉がするする出てきた。
便箋が2枚しかなかったけど、ぴったり収めることができた。
手紙だから、返事がこないこと前提で書ける。
メールに本音を書きたくても、スルーされたときのことを思うとオブラートに包んでしまうし、侵襲的になったりするから。
手紙がちょうどいいんだろうな。
あー、洗濯物乾かさなきゃ。ヒーターの前とかに持ってきて。
やることいっぱいだな。
Thursday, December 25, 2014
えまてたとねんほ
今日ぐらい
わたしのことをわすれてほしいと思った
先日。
でもやっぱり
思い出してほしいと思った
先日。
ニンゲンだから
本音とタテマエ
本音とタテマエ で
構成されている。
だからうれしかった。うれしくなってしまった。
Wednesday, December 24, 2014
Real Time
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Tuesday, December 23, 2014
ひとさまの文章から連想するあれこれ。
「高校演劇ながの」の第17号が面白い。
先日,ほんっとにたまったま読んだ。
岡谷南(当時)の輪湖先生の文章が,とにかく面白い。
やばい。機会があれば一緒にお酒を飲んでみたい。
(ちなみに郷原先生とはお茶を飲みたいと思っている。笑)
←とりあえずインターネットの海に流せばご本人の元へ漂流する可能性もあると思うので,とりあえずぷかぷかさせてみる。
あ,そうそう。PDF化されてるので,リンク貼っておきます。ここクリックしていただければ,飛びます。
今年,とある高校の文化祭公演にお邪魔したあと,顧問の先生に感想を求められたことがありました。
<(部員のみなさん)がんばってましたねー>と,当たり障りない,でも嘘ではない言葉で返したのだけど,さらにその先生は「普通の劇としてどう思う?」と聞いてこられました。
私は,高校演劇は高校演劇。それ以下でもそれ以上でもないと思っています。そのカンパニーが所属している先が高校なら,部活動としてのカンパニーであれば,高校演劇。教育活動としての演劇。なので,
<いや,高校演劇だから,そういうふうには見られないです>と率直にお返ししました。
学部時代は教育学をべんきょうしておりましたので,演劇部という活動全体が教育なのだというスタンスでおるのです。わたし。
だから,部員にプロの仕事を求めるのは違うのではないかと。(年齢的に高校生のひとがプロとして舞台に立ったら,それは求めていいと思うんだけど。)
…あ,部員であっても,プロの意識を求めることは必要だと思います。
結果としてクオリティの高いパフォーマンスを提供できること(高校演劇)と,
ある一定のクオリティを保証したパフォーマンスを結果で出すこと(プロ)では,目指すものも方法も異なる。
それを高校の部活に求めたり,プロのような枠組みで評価するのは違うんじゃないかなーと思う訳です。
そもそもプロの芝居に対して,<がんばってましたねー>なんて言うはずない。だってがんばるのが仕事なんだから。
そんなことを,輪湖先生の文章を読んでて思い出したのです。
あと,今年はカサハラリカ名義でTwitterをはじめ,現役の部員さんをフォローさせていただいたりしたんですが,普通に所属先を出してるのに「県より地区の方がレベル高い」とかいうつぶやきがあってびびりました。
いやだめだろ。負け惜しみにしてもアウトすぎるだろそれ。と思ったものです。笑
今年は中信地区大会と県大会をがっつり観たり,あと長いこと東京にいる中で感じていたことなんかを含めて考えると,地域格差と文化格差はなんだかんだ関連してるなと思う訳です。
やっぱり地区大会に出る高校の数だけ受ける刺激の量は変わるし,閉鎖的な地域はいつまでたっても閉鎖的だし(交流したくても限りがあったり),あとやっぱり“代表”を選ぶときにはちょっぴり教育的配慮というものも入ってるだろうなと思う訳です。
「そういうところも考えなさいよ」と高校生に言うつもりはないですが…というか,それ以前にやっぱりネットのマナーが…!と,アラサーカサハラはオロオロしてしまいました。
…ということも,輪湖先生の文章を読んでて思い出しました。笑
でも,なんだろうね。
ネットのことに関して言うと,私が現役だった頃って,もっと高校同士がバチバチ火花を散らしていたように感じていたのだけど(私だけ?),
今はTwitterで他校間でわちゃわちゃほめあったり世間話してたりしてて,交流してるんだなーということがよくわかりました。まぁ一部の方に過ぎないと思うのですが。でも少なからずその「一部」に入る方々には影響を及ぼしているのだろうと思うと,Twitterすごいなと思います。
これから先,長野県に限らず世の中少子化が進んで高校の入学者が減って,部員の数も少なくなっていくことは明らかなので,何ができるんだろうなーと考えます。
高校間の交流?合同でお芝居つくる??大会とか合同で出る??
んー,それも長期的なスパンで見ていかないと,ただの「ちょっとした企画」で終わるんだろうなぁ。
でも生徒は3年で変わるし,顧問だっていつまでもそこにいられるわけじゃないしね。
ムズカシイ話ですね。
なんて,ただの素人がちょっと事情を知ったふりして書いてます。
一番タチが悪いやつだな!とは,自分自身がよく自覚しております。笑
はー。お姉ちゃんちにクリスマスカード送らないと。もっと早くやるつもりだったのに!
では,ごきげんよう~。
Saturday, December 20, 2014
***わたしの2014ねん~舞台編~***
高校演劇編から始まった今年の「わたしの20○○ねん」シリーズ。今回は舞台編です。
このシリーズは,ジャンルごとに一年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今年,高校演劇を除くと,お芝居は14本観ました。社会人になり観られる本数が本当に減ってしまって切ない限りです。
それでも心揺さぶられる舞台に出会えたので満足!
ではmyベスト5をご紹介~。(作品のタイトルをクリックすると感想の本文に飛べる記事もあったりなかったり。)
Spinnin Ronin Japan『SKY RUNNER』 (Bキャスト)
演出:加世田剛
脚本:亀山らく
@d-倉庫/10月
出演者の一人,横山真希ちゃんが中学時代の部活の同期なので,彼女が出ている舞台はできるだけ足を運ぶようにしています。
「知り合いが出ている」から観に行ったところが大きいのだけど,それ抜きにしても観てよかった!目の前のひとたちが本当にキラキラしていて,疾走感が半端じゃなかった。あと群舞が超かっこよかった。
身体表現の美しさを改めて実感できたな…。踊れるって素敵だな…。
tamagoPLIN 『さいあい~シェイクスピア・レシピ~』
作・演出・振付:スズキ拓朗
@シアタートラム/2月
「老若男女楽しめる作品」ってチラシに載ってたんですが,その通りでした。
誰でも楽しめる作品=良い作品ではもちろんないけど,でもこれはきっと,観るひとの年齢によって響く部分が違うんだろうな。
“愛”を知るために純粋に生きていく野菜たちがとてもキュートで,愛らしくて,どこかうらやましくて,きゅうーっと締め付けられるような気持ちになりました。
あと,舞台とともに書き進められていく書がよかったー。既に演劇というパフォーマンスが,お客さんと一緒に完成を目指していくものなのに,ダブルで進んでいく「リアルタイム」があって面白かったです。
なんか,生きていくって踊っていることなんだろうなーとふと思った作品でもあります。
ミナモザ『みえない雲』
原作:グードルン・パウゼヴァング
訳:高田ゆみ子(小学館文庫)
上演台本・演出:瀬戸山美咲
@シアタートラム/12月
私が中学~高校時代に最もよく観ていたプロの劇団は燐光群。
めちゃくちゃ社会派で,めちゃくちゃ難解でした。でもやっぱり,私こういう作品が好きなんだなと再認できました。初めてミナモザを観た『エモーショナルレイバー』も,すごく印象的だったから。
3.11以降,「それ」を彷彿とさせるようなものや,ダイレクトに描いているものもあったけど,私はなんだかそれが…嫌,というか,(あぁまたですか…)という感じがどこかしていたんです。
この作品は今まで私が観てきたものの何が違ったかというと,ちゃんと「過程」を描いているところかなと思います。動揺だったり,混乱だったり,恐怖だったり,怒りだったり,悲しみだったり。(そっかぁ,3.11後を扱ったものばっか観てたから,なんだかなぁだったんだー)ってことに気づけました。
私はやっぱり心の動きっぷりが観たいので,いくらお芝居の中で回想を語っていても,それはもうライブではないなと。あくまで回想のライブだなと。そう思うので。ちゃんと,ライブで心が動いているところを観られて,感じられて,よかった。それに尽きます。
現代能楽集Ⅶ 『花子について』 能「葵上」・狂言「花子」・三島由紀夫作「近代能楽集『班女』」より
作・演出:倉持裕
@シアタートラム/2月
「古典作品が今でも上演されているのは,現代にも通じるものがあるから」なんてもう何度も聞いたこと。作品の神髄は,もうみんな知ってる物。
だったらどう魅せるか,どうブラッシュアップしていくかって,古典に取り組むときの永遠の課題になるのかなーなんて,ぼんやり思います。
この作品を観て,(え,これが能や狂言なの?三島由紀夫作なの??)と疑ってしまいました。
なぜならめっちゃ面白かった!
片桐はいりさんの舞台は2度目なのですが,唯一無二の存在感…。スゴイの一言です…。
あと,元Noismの宮河愛一郎さんが出ていたのも素敵ポイント♡いやー,よかった…。お面つけてたからお顔は拝見できなかったけど,おぞましさを存分に感じられました。
“現代能楽集”って企画自体は,やっぱり公共劇場ならではなんだろうな。
改めて,公共の強みを感じた作品でもありました。
葛河思潮社『背信』
作:ハロルド・ピンター
翻訳:貴志哲雄
演出:長塚圭史
@東京芸術劇場/9月
初めて観たピンター作品。
9月に観た時点で,今年のベスト3だなと思っていましたが,そのままぶっちぎりました。笑
人を人たらしめているものが記憶だとしたら,それに支えられて生きているのだとしたら,私たちはそれを美化したり,良いように解釈して当然なんだろうなと思います。
だから誰かが記憶している(ことになっている)私との思い出や,私が記憶している(ことになっている)あなたとの思い出が真実とは違うものになったとしても,それが生きていることなのだと思えるようになりました。
それから,お芝居の醍醐味をたーっぷり味わえました。
舞台と客席で,空間を共有すること。
これに勝る魅力なんて,ないと思うのです。
ほんとうに,観て良かった。今年のベストに留まらず,私の人生に影響を与えた作品です。
+++
あぁ,こう振り返ると,今年も充実した1年になれたなと思います(笑)。
来年はついに!NODA・MAPの『エッグ』再演!!
未来を連れてきた作品になってしまったよ,『エッグ』…。
オリジナルキャストでの再演,今から胸がときめいております…。
あとは産休明けの松たか子のお芝居のチケットを全力で確保したいと思います。
観劇予定に生かされている,私です…。
来年も素敵なお芝居に出会えますように。
このシリーズは,ジャンルごとに一年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今年,高校演劇を除くと,お芝居は14本観ました。社会人になり観られる本数が本当に減ってしまって切ない限りです。
それでも心揺さぶられる舞台に出会えたので満足!
ではmyベスト5をご紹介~。(作品のタイトルをクリックすると感想の本文に飛べる記事もあったりなかったり。)
Spinnin Ronin Japan『SKY RUNNER』 (Bキャスト)
演出:加世田剛
脚本:亀山らく
@d-倉庫/10月
出演者の一人,横山真希ちゃんが中学時代の部活の同期なので,彼女が出ている舞台はできるだけ足を運ぶようにしています。
「知り合いが出ている」から観に行ったところが大きいのだけど,それ抜きにしても観てよかった!目の前のひとたちが本当にキラキラしていて,疾走感が半端じゃなかった。あと群舞が超かっこよかった。
身体表現の美しさを改めて実感できたな…。踊れるって素敵だな…。
tamagoPLIN 『さいあい~シェイクスピア・レシピ~』
作・演出・振付:スズキ拓朗
@シアタートラム/2月
「老若男女楽しめる作品」ってチラシに載ってたんですが,その通りでした。
誰でも楽しめる作品=良い作品ではもちろんないけど,でもこれはきっと,観るひとの年齢によって響く部分が違うんだろうな。
“愛”を知るために純粋に生きていく野菜たちがとてもキュートで,愛らしくて,どこかうらやましくて,きゅうーっと締め付けられるような気持ちになりました。
あと,舞台とともに書き進められていく書がよかったー。既に演劇というパフォーマンスが,お客さんと一緒に完成を目指していくものなのに,ダブルで進んでいく「リアルタイム」があって面白かったです。
なんか,生きていくって踊っていることなんだろうなーとふと思った作品でもあります。
ミナモザ『みえない雲』
原作:グードルン・パウゼヴァング
訳:高田ゆみ子(小学館文庫)
上演台本・演出:瀬戸山美咲
@シアタートラム/12月
私が中学~高校時代に最もよく観ていたプロの劇団は燐光群。
めちゃくちゃ社会派で,めちゃくちゃ難解でした。でもやっぱり,私こういう作品が好きなんだなと再認できました。初めてミナモザを観た『エモーショナルレイバー』も,すごく印象的だったから。
3.11以降,「それ」を彷彿とさせるようなものや,ダイレクトに描いているものもあったけど,私はなんだかそれが…嫌,というか,(あぁまたですか…)という感じがどこかしていたんです。
この作品は今まで私が観てきたものの何が違ったかというと,ちゃんと「過程」を描いているところかなと思います。動揺だったり,混乱だったり,恐怖だったり,怒りだったり,悲しみだったり。(そっかぁ,3.11後を扱ったものばっか観てたから,なんだかなぁだったんだー)ってことに気づけました。
私はやっぱり心の動きっぷりが観たいので,いくらお芝居の中で回想を語っていても,それはもうライブではないなと。あくまで回想のライブだなと。そう思うので。ちゃんと,ライブで心が動いているところを観られて,感じられて,よかった。それに尽きます。
現代能楽集Ⅶ 『花子について』 能「葵上」・狂言「花子」・三島由紀夫作「近代能楽集『班女』」より
作・演出:倉持裕
@シアタートラム/2月
だったらどう魅せるか,どうブラッシュアップしていくかって,古典に取り組むときの永遠の課題になるのかなーなんて,ぼんやり思います。
この作品を観て,(え,これが能や狂言なの?三島由紀夫作なの??)と疑ってしまいました。
なぜならめっちゃ面白かった!
片桐はいりさんの舞台は2度目なのですが,唯一無二の存在感…。スゴイの一言です…。
あと,元Noismの宮河愛一郎さんが出ていたのも素敵ポイント♡いやー,よかった…。お面つけてたからお顔は拝見できなかったけど,おぞましさを存分に感じられました。
“現代能楽集”って企画自体は,やっぱり公共劇場ならではなんだろうな。
改めて,公共の強みを感じた作品でもありました。
葛河思潮社『背信』
作:ハロルド・ピンター
翻訳:貴志哲雄
演出:長塚圭史
@東京芸術劇場/9月
初めて観たピンター作品。
9月に観た時点で,今年のベスト3だなと思っていましたが,そのままぶっちぎりました。笑
人を人たらしめているものが記憶だとしたら,それに支えられて生きているのだとしたら,私たちはそれを美化したり,良いように解釈して当然なんだろうなと思います。
だから誰かが記憶している(ことになっている)私との思い出や,私が記憶している(ことになっている)あなたとの思い出が真実とは違うものになったとしても,それが生きていることなのだと思えるようになりました。
それから,お芝居の醍醐味をたーっぷり味わえました。
舞台と客席で,空間を共有すること。
これに勝る魅力なんて,ないと思うのです。
ほんとうに,観て良かった。今年のベストに留まらず,私の人生に影響を与えた作品です。
+++
あぁ,こう振り返ると,今年も充実した1年になれたなと思います(笑)。
来年はついに!NODA・MAPの『エッグ』再演!!
未来を連れてきた作品になってしまったよ,『エッグ』…。
オリジナルキャストでの再演,今から胸がときめいております…。
あとは産休明けの松たか子のお芝居のチケットを全力で確保したいと思います。
観劇予定に生かされている,私です…。
来年も素敵なお芝居に出会えますように。
Tuesday, December 16, 2014
***わたしの2014ねん~まとめ編~***
さてさて,今年も残すところ半月。
全体をまとめるにはちょっと早いかもしれないですが,できるところからチャチャッとやりたいと思います。
このシリーズは,ジャンルごとに1年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今回はカサハラさんこの1年。
無駄に装飾したり写真を載っけてしまった…。
どんな2014年だったんでしょーか!じゃん!!(効果音)
1*Jan
2*Feb
3*Mar
4*Apr
5*May
6*Jun
7*Jul
8*Aug
9*Sep
10*Oct
11*Nov
12*Dec
全体をまとめるにはちょっと早いかもしれないですが,できるところからチャチャッとやりたいと思います。
このシリーズは,ジャンルごとに1年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今回はカサハラさんこの1年。
無駄に装飾したり写真を載っけてしまった…。
どんな2014年だったんでしょーか!じゃん!!(効果音)
1*Jan
- 本格的に就活をスタートさせる。修論提出3日前に履歴書書いて,23時くらいに新宿の郵便局に並ぶ。
- ひっさびさに人生の先輩とお会いする♡舞浜デート♡パークに入場しなくても夢の国気分を味わえることを知る。
- 修士論文をきちっと提出できたことが何よりのハイライト。
2*Feb
- 就活しまくる日々。友達が学部3・4年のときに味わっていた苦しみを追う。
- オリンピックの浅田真央の演技に涙する。
- 就活がんばろーと思って履歴書を買い込んだ数時間後に内定もらった。
3*Mar
- 久々の生松たか子を拝む@松本。自慢ですが松たか子の松本公演は今回も含め全て網羅しています私です。
- 2年間でキチッとできました♡修士課程修了ー!母校が増えました。本当に同期に恵まれました。おとーさんおかーさんありがとー。
- 学部時代の友達と発達心理学会に。京都も学問も満喫。
- 社会人になる。
- 初出勤の日に,職場の先輩から「ねぇ今週末の大阪エキシビション観に行かない!?」と誘惑され,その週末フィギュアを観に,一人なみはやドームに出かける。
- 高校の部活の同期がGWに遊びにくることになり,部屋を片付ける週末が続く。
5*May
- 同期襲来。東京でグルメなGWを過ごす。
- 姉結婚。めでたい。
- 高校の同級生が結婚するという報告を受ける。めでたい。
6*Jun
- 昨年に引き続き生島谷ひとみを拝む♡夢のよう。
- やっとこさ職場の歓送迎会で歓迎される。
- あと雹が降る。
- 母校の文化祭公演にお邪魔する。先輩と後輩さん,お車乗っけてくださってありがとうございました…。
- 中学の同級生,花とデート。ずっと行ってみたかった北松本のシアトル。しわわせ。
- 高校の部活の先輩が亡くなったと知る。つらい日々。
- 7月末からウイルスに感染。高熱に見舞われ早くも欠勤する。
- お盆休みをもらい,鈍行に乗って帰省する。先輩のお宅にも弔問できた。自分の喪の作業のために,先輩のためのムービーも作る。
- 職場の上司と飲む。同じ大学の同じ学科の先輩に出会う。ミラクル!
9*Sep
- 自分のためにがんばるというやる気がなくなる。
- 職場の同僚の方との飲み会が増える。
- 地区大会をがっつり観に行く。高1のときの副担任とまつ芸で再会し観劇…違う,感激!
10*Oct
- またひとつ年をとれた。
- 高校の同級生の結婚お披露目パーリーに出て,幸せを分けてもらう。
- 中学の部活の同期の舞台に足を運んで,元気を分けてもらう。
11*Nov
- 県大会をがっつり観に行く。小川先生との再会を果たす。
- 大学の学科○○周年記念パーリーに行く。やっぱ私の東京の原点はここだわと実感。
- 行こう行こう詐欺をしていた中高の部活の後輩ちゃんとやきにく。TOKYO砂漠を生き延びようと誓う。
12*Dec
- ふらりとレザンホールに行く。懐かしい気分に浸る。
- ミナモザの『みえない雲』も観られてよかった。
- 仕事がんばろう,勉強しようと思っている今日この頃。
1月はまだ学生だったのに,社会人になって早9ヵ月…。いやはや,月日が流れるのは早いものです。
ずうっと会いたかったひとに会えたり,大切なひとたちがお嫁に行ったり,部活の先輩を亡くしたり,総じて,人に生かされた一年でした。…いや,ひとさまに生かされているな~とはいつも思っているのだけど,それを特に強く感じた年だったなと思います。
あと,生きているうちは決して叶うことがないと思っていた願いが叶い,もう人生の7割は満足かなと思います。これからは,どんなに嬉しいことがあっても,どんなに悲しいことがあっても,みんな人生のおまけだと思うことにします。ネガティブなこと言ってるつもりはないです。だって,生きているうちに叶った願い以上に望むことなんて,あまり大したことじゃないでしょ。なんて思ったり。
それから,web関係のことについて触れると,今年はえらいがんばって更新したなーと思います。やっぱり私にとって,書くことが私自身の証明だし,生きていた記録なんだなーと改めて感じます。
で,ついでにカサハラリカさんとしてTwitterも始めたので,新たにつながったご縁なんかもあって,ありがたい限り…。できるだけ大切にしていきたいと思います。
18歳のときは,「私は大学を出たらあの会社に入る!んで2011年に地デジが終了するらしいから,初任給でテレビを買うんだ!」と思っていたのですが,大学2,3年で自分の人生や興味関心を見つめなおし,ひとより多く学部をエンジョイし,大学院に進みようやく社会へ…。
やっと,やっと社会人の入り口に立てました。はぁぁ。
部活の同期にもいるけど,短大出てすぐ就職した子なんかと比べると,5年くらい差があると思うとなんとも言えない気持ちになったりしますが,昨年フィギュアスケートの世界選手権で10回目の挑戦にして初優勝したカロリーナ・コストナーの言葉を借りると,「私にはこの時間が必要だった」のだと思うことにします。
こんなの誰が読むのだろうと思う反面,誰かは読んでくれてるわ…と信じ(笑),これからも私のペースで続けていけたらと思います。
来年もカサハラリカとpapillon*をよろしくお願いします(memoブログはあくまでmemoブログです♡笑)。
ではでは。
Monday, December 15, 2014
「彼」の芝居について語る。
いつかゆっくり,思うところを語りたいと考えていた,彼の芝居。
もしかしたらそれは今日かもしれないなぁなんて気がして,書くことにしました。
舞台作品にしろ,学術論文にしろ,そのひとがつくったものには思いがあるし,意図があるし,考えがある。
そういう,思いとか,なかなか可視化できないものには,「本人が自覚して織り込んでいるもの」もあれば,「本人も気づかなかった,でも滲み出ていたもの」があると思ってます。つまりは無意識の世界。
「彼」の芝居について語るとき,
フクザツで
難解で
一度観ただけではわからなくて
だけどどこか美しくて
そんな ことばが出てくる気がするんですが,
それは本人が狙って作ったところ。私も知ってるし,あなたも知ってる。
私が語りたいのは,もっと奥の部分。
私が知っていて,あなたが知らない部分。
いや,私が知っているなんてえらそうなことは言えない。あなたが知らないかなんて,私にはわからない。私が私のアンテナでキャッチしたものをただ伝えてみる。
ひとつでも話すことはできますが,いろいろ揃ったらよりはっきり見えるものの話をしたいと思います。
「彼」の作品の根底には,“母親”の存在があると思います。
母性じゃなくて,母親。
きっと彼は,母親に愛されたかったのではないかしら。
それが意識的なものでも,無意識なものでも。フロイトのいうエディプスコンプレックスを乗り越えられなかったひとなのかも。
そうでなかったら,あの作品のあのシーンはああならなかっただろうなって。
もしかしたら二者関係がうまく築けないひとなのかもしれない。
二者関係の最初は,「自分と母親」です。
そこで築いた対象関係は,他者との関係構築の基板になっていく。
うーん,うまく築けないというよりは,いつもどこかで“母親”を探しているのかもしれない。彼にとって,母親になりうる誰かを。
あぁー,そう考えると,「彼」と「彼の母親」との間には,何らかの外傷体験があるのかもしれないな。
たとえこいびとがいても,奥さんがいても,愛人がいたとしても,子どもがいても,誰にも埋められない穴を,持っているのだと思います。
……ということで,私は彼自身のことを源氏だと思っているのです。そして「彼」の作品の中にも,光る君が出てくる。世界の中で,母親になりうる誰かを探してる。そんなように思います。
だから彼の心の支えである“母親”が,支えでありつづけられますように。
もしかしたらそれは今日かもしれないなぁなんて気がして,書くことにしました。
舞台作品にしろ,学術論文にしろ,そのひとがつくったものには思いがあるし,意図があるし,考えがある。
そういう,思いとか,なかなか可視化できないものには,「本人が自覚して織り込んでいるもの」もあれば,「本人も気づかなかった,でも滲み出ていたもの」があると思ってます。つまりは無意識の世界。
「彼」の芝居について語るとき,
フクザツで
難解で
一度観ただけではわからなくて
だけどどこか美しくて
そんな ことばが出てくる気がするんですが,
それは本人が狙って作ったところ。私も知ってるし,あなたも知ってる。
私が語りたいのは,もっと奥の部分。
私が知っていて,あなたが知らない部分。
いや,私が知っているなんてえらそうなことは言えない。あなたが知らないかなんて,私にはわからない。私が私のアンテナでキャッチしたものをただ伝えてみる。
ひとつでも話すことはできますが,いろいろ揃ったらよりはっきり見えるものの話をしたいと思います。
「彼」の作品の根底には,“母親”の存在があると思います。
母性じゃなくて,母親。
きっと彼は,母親に愛されたかったのではないかしら。
それが意識的なものでも,無意識なものでも。フロイトのいうエディプスコンプレックスを乗り越えられなかったひとなのかも。
そうでなかったら,あの作品のあのシーンはああならなかっただろうなって。
もしかしたら二者関係がうまく築けないひとなのかもしれない。
二者関係の最初は,「自分と母親」です。
そこで築いた対象関係は,他者との関係構築の基板になっていく。
うーん,うまく築けないというよりは,いつもどこかで“母親”を探しているのかもしれない。彼にとって,母親になりうる誰かを。
あぁー,そう考えると,「彼」と「彼の母親」との間には,何らかの外傷体験があるのかもしれないな。
たとえこいびとがいても,奥さんがいても,愛人がいたとしても,子どもがいても,誰にも埋められない穴を,持っているのだと思います。
……ということで,私は彼自身のことを源氏だと思っているのです。そして「彼」の作品の中にも,光る君が出てくる。世界の中で,母親になりうる誰かを探してる。そんなように思います。
だから彼の心の支えである“母親”が,支えでありつづけられますように。
Real Time
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Friday, December 12, 2014
この仕事の重みを知った。気がした。
社会人になって9ヵ月目。
今日は初めて,心理の先輩と組んだケースのフィードバックをさせていただきました。
はぁぁぁぁぁーーーーー。緊張した!!!
お子さんの行動観察と検査のご様子を保護者の方にお返しするのですが…!
今までも指導主事の先生とフィードバックさせていただいていたのですが…!
心理の先輩とだと,なんだかすんごい違う気がして。
指導主事の先生は教育の観点の方だけど,
心理は同じ心理だからかな。感じが違う…。
あと,指導主事の先生とのケースは目指すところがだいたい見えているけど,心理-心理ではそこまでクリアな着地点がないっていうのもあるのかも。
それにしても,
ひとさまの発達を評価させていただくというのは,なんと恐ろしいことなのだろう…。
ある意味裸よりも見られたくないものではないだろうか…。自分の能力というものは。
なんだかそのうち慣れてしまいそうでこわい。
いくらフィードバックを重ねても,目の前の保護者の方には初めてのフィードバックということを,いつも胸に刻んでおきたい。
そしてべんきょうを続けなければ!いつでも客観的に見られるように,ブレないようにべんきょうを続けなければ!
あと,先輩の言葉がスラスラと出てくるのを聞いて,やっぱり先輩なんだぁ…というのを実感…。
というと間抜けに聞こえるのだけど…。
いや,先輩というのはもちろんわかっているのだけど,目の当たりにしたというか。経験というのはこういうことなのか…と体感したのであります。
5年後の私は,こんなふうになれているのだろうか。
あぁ,自信がない。
それにはやっぱり,べんきょうしなければ!
あーーーーーーーー,がんばろう!
燃えた金曜日。
今日は初めて,心理の先輩と組んだケースのフィードバックをさせていただきました。
はぁぁぁぁぁーーーーー。緊張した!!!
お子さんの行動観察と検査のご様子を保護者の方にお返しするのですが…!
今までも指導主事の先生とフィードバックさせていただいていたのですが…!
心理の先輩とだと,なんだかすんごい違う気がして。
指導主事の先生は教育の観点の方だけど,
心理は同じ心理だからかな。感じが違う…。
あと,指導主事の先生とのケースは目指すところがだいたい見えているけど,心理-心理ではそこまでクリアな着地点がないっていうのもあるのかも。
それにしても,
ひとさまの発達を評価させていただくというのは,なんと恐ろしいことなのだろう…。
ある意味裸よりも見られたくないものではないだろうか…。自分の能力というものは。
なんだかそのうち慣れてしまいそうでこわい。
いくらフィードバックを重ねても,目の前の保護者の方には初めてのフィードバックということを,いつも胸に刻んでおきたい。
そしてべんきょうを続けなければ!いつでも客観的に見られるように,ブレないようにべんきょうを続けなければ!
あと,先輩の言葉がスラスラと出てくるのを聞いて,やっぱり先輩なんだぁ…というのを実感…。
というと間抜けに聞こえるのだけど…。
いや,先輩というのはもちろんわかっているのだけど,目の当たりにしたというか。経験というのはこういうことなのか…と体感したのであります。
5年後の私は,こんなふうになれているのだろうか。
あぁ,自信がない。
それにはやっぱり,べんきょうしなければ!
あーーーーーーーー,がんばろう!
燃えた金曜日。
Real Time
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Thursday, December 11, 2014
駅伝!ekiden!
明日からフィギュアスケートのグランプリファイナルが始まりますが,
わたくしとしては年始の箱根駅伝もとっても気になるのであります♡
昨日登録メンバー16人が各校発表されたので,早速チェックしてしまいました…(´▽`人)
がんばれ母校。
そして長野県出身のひと!
以前は区間によっては長野県対決があったりして見応えがあったのですが,最近はあまり長野のひとを見つけられず…(-ω-)
昨日全出場校をかたっぱしから見てみたら,6人くらいいました!長野県のひと。
佐久長聖や飯田や上伊那農(業高校?)がいるみたい。がんばってほしいなー。
+++
あと,本当にどうでもいいことなのだけど,
ダブルベッドがほしいな…。横向きに座っても足がぴょんと飛び出ないサイズがほしいな…。
わたくしとしては年始の箱根駅伝もとっても気になるのであります♡
昨日登録メンバー16人が各校発表されたので,早速チェックしてしまいました…(´▽`人)
がんばれ母校。
そして長野県出身のひと!
以前は区間によっては長野県対決があったりして見応えがあったのですが,最近はあまり長野のひとを見つけられず…(-ω-)
昨日全出場校をかたっぱしから見てみたら,6人くらいいました!長野県のひと。
佐久長聖や飯田や上伊那農(業高校?)がいるみたい。がんばってほしいなー。
+++
あと,本当にどうでもいいことなのだけど,
ダブルベッドがほしいな…。横向きに座っても足がぴょんと飛び出ないサイズがほしいな…。
Wednesday, December 10, 2014
***わたしの2014ねん~高校演劇編~***
さて,師走に入って早10日。
そろそろ今年もこの季節がやって参りました。「わたしの20○○ねん」シリーズ。
これはジャンルごとに一年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今まで舞台作品はひとくくりに扱ってきましたが,今年は地元の高校演劇を割とがっつり観に行ったので,独立して高校演劇編を書いてみたいと思います。
(まだ観劇予定はあるのだけど,もう新作は観ないのでまとめます。)
ちなみにタイトルをクリックしていただければ,感想の記事にばばーんととべます。
長野県長野東高校演劇部『銀河鉄道の夜~吉里吉里国ものがたり~』
作:清水信一
@ホクト文化ホール/11月
ひっさびさに,キレイな高校演劇を観たと思いました。
20代半ばのカサハラにとっては,かなりの癒し効果がありました。笑
私が初めて観た高校演劇の作品は,暗転がものすごーくきれいだったのです。きれいというか,美しかった。衝撃でした。高校演劇ってスゴイなと思いました。
でも近年は,魅せる場転というものに長らく出会っていませんでした。暗転自体なくしてしまう作品も増えてきた印象があります。
が,しかし!出会えたのです!!それが長野東!!!
場転も作品の一部なのだと,改めて感じました。場転の時間は,ただ舞台セットや人の配置が換わるものじゃない。暗転する前の場面の余韻を味わう時間なのだなーと,思ったのです。
あと,感想の本文にも書きましたが,『銀河鉄道の夜』っていろんなカンパニーがこれでもかというほど扱っている題材だと思うのですが,登場人物とキャストの年齢にギャップがあるような気がして,いまいちストンと落ちてきたためしがなかったのです。私。
でも!落ちてきたのです!!それが長野東!!!
早替えとか,鮮やかな場面転換も含めて見応えがありました。心が洗われました…。
カンパニーの現状に合わせた作品作りができているあたりも,成功しているなと思います。
そんなわけでピックアップさせていただきました。
久留米大学附設高校演劇部『女子高生』
作:附設高校演劇部・岡崎賢一郎
Eテレ「青春舞台2014」にて鑑賞/9月
生で観ていないのでこの作品をどう扱うか悩んだのですが,やっぱり面白かったので。
あえてもう一度感想を書かなくとも,9月の記事に十分記したので割愛します。
このお芝居を観てから,長野県の中信地区大会や長野県大会に足を運びましたが,やっぱりカンパニーの実状に合わせた作品作りは戦略のうちに入るのだと,しみじみ思いました。
それが久留米の場合男女の逆転だったのだけど,演劇だからこそ成立してるというか,カンパニーの強みと演劇ならではの表現,どちらもおいしいとこ取りができていて,ストーリーや演技以上に評価できる点が多くあるなーって思うんです。
たとえば,テレビドラマや映画で男の子が女子高生の格好してたら,それはやっぱり女装なんです。『MOZU』の宏美ちゃんとかね!
でも,演劇でそれをやっても,「女装」にはならない。そこにいるのは「女子高生」。“見立てること”が可能な演劇という手法だからこそ成立してると思うんです。
そういう,「戦略勝ち」。ただやりたいものをやるのも大事だけど,カンパニーに合う手段を見つけて深めていくのも大事。それを両立したやつが,これ。なのかな。
長野県松本蟻ヶ崎演劇部『Nippon, cha cha cha!』
作:日下部英司
@長野県松本蟻ヶ崎高校/7月・8月
@まつもと市民芸術館/9月
ちょっと社会派だったり,せりふがきれいなところはいかにも日下部先生作品なんですが,なんて言えばいいんでしょう…。誤解を恐れず言うと,蟻ヶ崎高校への遺作というか。先生が7年間この学校にいらした証拠というか。やっぱり先生はアタマの良い生徒が好きなんだろうなというか。
この先生は,あえて高校生が出る作品を選択されてこなかったし,ご自身も書かれなかった。それなのに,この作品には「蟻ヶ崎高校の生徒」が出てくる。これはもう,先生は悟りを開いたとしか思えないのです(笑)。
きっとこの作品は,外に出すための作品というよりは,蟻ヶ崎の高校生(演劇部・そうでない人含めて)に投げかけている作品なんだろうなーと思います。部外者から観ると,若干フクザツな気持ちになりますが,でも先生だからいっか,という感じ(笑)。もしかしたらちょっと附設に通じる部分があるのかも。
この作品は小さいスペースでやるのがちょうどいいと思います。3度拝見しましたが,最後に観た地区大会は惜しいところがちょこちょこあって,観客としても不完全燃焼です。タイミングが合えば,年末の公演に足を運べたらなーなんて思います。
長野県松川高校演劇部『べいべー』
作:青木一也
@ホクト文化ホール/11月
附設の作品がEテレで放送される前には,全国大会のドキュメンタリーが放送されていました。そこには生徒の評議委員みたいなひとが,作品について語り合っている様子も映っていました。
それを観て私は,「高校生らしさ」があることが評価の基準のように思えたし,全国に行く作品は創作が多いなというか,創作だから評価されているんだろうなと感じました。
私もかつて既成作品で関東大会まで出させていただきましたが,それを観ていると元々評価の土俵に乗れていなかったんじゃないかと思いました。実際,今年の長野県大会の評価理由の中で「松川は創作ではありませんが…」といったフレーズがあって,やっぱり純粋に,舞台でのパフォーマンスの結果だけでは評価されていないのかと思いました。教育の一環としての高校演劇だからでしょうか。私にとっては謎の基準です。
だけど,
お芝居で観客の心を動かすのに,既成も創作もない。
それを改めて体感できたのが,松川の『べいべー』です。
長野県木曽青峰高校演劇部『砂漠の情熱』
作:日下部英司
@まつもと市民芸術館/9月
@ホクト文化ホール/11月
附設の部分で,「見立てる」ということについて述べました。
演劇なら,男が女の役をやっていたら,それは女装なんかじゃなく,ほんとうに女のひとになれる。
もし,お芝居というものの醍醐味をふたつ挙げるとするならば,ひとつは「物を見立てること」,もうひとつは「あなたとわたしで間合いを共有すること」。私はこれを挙げるだろうなと思います。そしてこの醍醐味は,高校演劇とかプロとか,そういったものは関係ないこと。
たーっぷり,味わえました。ひとのこころが動くようすが,見えました。
現代って忙しいから,早くレスポンスしないと罪悪感感じたり,置いてきぼりにされちゃうような気持ちになるけど,ほんとうに言葉や思いを伝え合うなら,主張の結果ばかりを追っていてはだめで,主張という結果に至るまでのプロセスを,もっと大事に扱うべきだと思うんです。
心の動きを見なくちゃいけないし,見たいなぁと思うんです。
それが見えるお芝居。
あと,ずいぶん前からこの作品を舞台化したいという先生のお考えを耳にしていたので,今年それが叶って,純粋に嬉しいです。
今年の蟻ヶ崎みたいにフクザツで難解なお芝居も見応えがあるけど,日下部先生は言葉を大切にされる先生だと思うので,こういった作品の方が,それが映えるように思います。…とか勝手に言ってみます。笑
そして番外編。
長野県屋代高校演劇班『南京の早春賦』
作:小川幸司
@ホクト文化ホール/11月
11年ぶりにこの作品を観て,とても懐かしい気持ちになれました。
同時に,誰かの心に残って,その後の人生のどこかに色をつけていく作品って本当にあるんだなぁと思いました。例えばこの高校の顧問の先生に,とか。
そしてまた,屋代のこの舞台を観たひとが心の奥を揺さぶられていたら。そうやって時代はめぐるし,作品は生きていくし,何かがつながっていくんだなと思います。
長野県木曽青峰高校演劇部『right eye』
作:野田秀樹
@長野県木曽青峰高校/7月
木曽で土砂災害があって,1週間くらいでの公演。3.11直後の東京を思い出しました。
何を優先し,何を選び取るか,考えさせられました。当時三谷幸喜も「公演をやっても中止にしても,どちらも正しい選択だ」というようなことを述べていました。音響がなくても,思うような効果を使えなくても,それでも上演することを選んだことを尊重したいと思います。
以上,myベスト5+αでした。
来月は関東大会に行ってしまう予定です。初めて南にもお邪魔しちゃおうと思ってます。
来年も心ときめくお芝居に出会えますように☆
そろそろ今年もこの季節がやって参りました。「わたしの20○○ねん」シリーズ。
これはジャンルごとに一年間を振り返り,来年の充実につなげるものです。
今まで舞台作品はひとくくりに扱ってきましたが,今年は地元の高校演劇を割とがっつり観に行ったので,独立して高校演劇編を書いてみたいと思います。
(まだ観劇予定はあるのだけど,もう新作は観ないのでまとめます。)
ちなみにタイトルをクリックしていただければ,感想の記事にばばーんととべます。
長野県長野東高校演劇部『銀河鉄道の夜~吉里吉里国ものがたり~』
作:清水信一
@ホクト文化ホール/11月
ひっさびさに,キレイな高校演劇を観たと思いました。
20代半ばのカサハラにとっては,かなりの癒し効果がありました。笑
私が初めて観た高校演劇の作品は,暗転がものすごーくきれいだったのです。きれいというか,美しかった。衝撃でした。高校演劇ってスゴイなと思いました。
でも近年は,魅せる場転というものに長らく出会っていませんでした。暗転自体なくしてしまう作品も増えてきた印象があります。
が,しかし!出会えたのです!!それが長野東!!!
場転も作品の一部なのだと,改めて感じました。場転の時間は,ただ舞台セットや人の配置が換わるものじゃない。暗転する前の場面の余韻を味わう時間なのだなーと,思ったのです。
あと,感想の本文にも書きましたが,『銀河鉄道の夜』っていろんなカンパニーがこれでもかというほど扱っている題材だと思うのですが,登場人物とキャストの年齢にギャップがあるような気がして,いまいちストンと落ちてきたためしがなかったのです。私。
でも!落ちてきたのです!!それが長野東!!!
早替えとか,鮮やかな場面転換も含めて見応えがありました。心が洗われました…。
カンパニーの現状に合わせた作品作りができているあたりも,成功しているなと思います。
そんなわけでピックアップさせていただきました。
久留米大学附設高校演劇部『女子高生』
作:附設高校演劇部・岡崎賢一郎
Eテレ「青春舞台2014」にて鑑賞/9月
生で観ていないのでこの作品をどう扱うか悩んだのですが,やっぱり面白かったので。
あえてもう一度感想を書かなくとも,9月の記事に十分記したので割愛します。
このお芝居を観てから,長野県の中信地区大会や長野県大会に足を運びましたが,やっぱりカンパニーの実状に合わせた作品作りは戦略のうちに入るのだと,しみじみ思いました。
それが久留米の場合男女の逆転だったのだけど,演劇だからこそ成立してるというか,カンパニーの強みと演劇ならではの表現,どちらもおいしいとこ取りができていて,ストーリーや演技以上に評価できる点が多くあるなーって思うんです。
たとえば,テレビドラマや映画で男の子が女子高生の格好してたら,それはやっぱり女装なんです。『MOZU』の宏美ちゃんとかね!
でも,演劇でそれをやっても,「女装」にはならない。そこにいるのは「女子高生」。“見立てること”が可能な演劇という手法だからこそ成立してると思うんです。
そういう,「戦略勝ち」。ただやりたいものをやるのも大事だけど,カンパニーに合う手段を見つけて深めていくのも大事。それを両立したやつが,これ。なのかな。
長野県松本蟻ヶ崎演劇部『Nippon, cha cha cha!』
作:日下部英司
@長野県松本蟻ヶ崎高校/7月・8月
@まつもと市民芸術館/9月
ちょっと社会派だったり,せりふがきれいなところはいかにも日下部先生作品なんですが,なんて言えばいいんでしょう…。誤解を恐れず言うと,蟻ヶ崎高校への遺作というか。先生が7年間この学校にいらした証拠というか。やっぱり先生はアタマの良い生徒が好きなんだろうなというか。
この先生は,あえて高校生が出る作品を選択されてこなかったし,ご自身も書かれなかった。それなのに,この作品には「蟻ヶ崎高校の生徒」が出てくる。これはもう,先生は悟りを開いたとしか思えないのです(笑)。
きっとこの作品は,外に出すための作品というよりは,蟻ヶ崎の高校生(演劇部・そうでない人含めて)に投げかけている作品なんだろうなーと思います。部外者から観ると,若干フクザツな気持ちになりますが,でも先生だからいっか,という感じ(笑)。もしかしたらちょっと附設に通じる部分があるのかも。
この作品は小さいスペースでやるのがちょうどいいと思います。3度拝見しましたが,最後に観た地区大会は惜しいところがちょこちょこあって,観客としても不完全燃焼です。タイミングが合えば,年末の公演に足を運べたらなーなんて思います。
長野県松川高校演劇部『べいべー』
作:青木一也
@ホクト文化ホール/11月
附設の作品がEテレで放送される前には,全国大会のドキュメンタリーが放送されていました。そこには生徒の評議委員みたいなひとが,作品について語り合っている様子も映っていました。
それを観て私は,「高校生らしさ」があることが評価の基準のように思えたし,全国に行く作品は創作が多いなというか,創作だから評価されているんだろうなと感じました。
私もかつて既成作品で関東大会まで出させていただきましたが,それを観ていると元々評価の土俵に乗れていなかったんじゃないかと思いました。実際,今年の長野県大会の評価理由の中で「松川は創作ではありませんが…」といったフレーズがあって,やっぱり純粋に,舞台でのパフォーマンスの結果だけでは評価されていないのかと思いました。教育の一環としての高校演劇だからでしょうか。私にとっては謎の基準です。
だけど,
お芝居で観客の心を動かすのに,既成も創作もない。
それを改めて体感できたのが,松川の『べいべー』です。
長野県木曽青峰高校演劇部『砂漠の情熱』
作:日下部英司
@まつもと市民芸術館/9月
@ホクト文化ホール/11月
附設の部分で,「見立てる」ということについて述べました。
演劇なら,男が女の役をやっていたら,それは女装なんかじゃなく,ほんとうに女のひとになれる。
もし,お芝居というものの醍醐味をふたつ挙げるとするならば,ひとつは「物を見立てること」,もうひとつは「あなたとわたしで間合いを共有すること」。私はこれを挙げるだろうなと思います。そしてこの醍醐味は,高校演劇とかプロとか,そういったものは関係ないこと。
たーっぷり,味わえました。ひとのこころが動くようすが,見えました。
現代って忙しいから,早くレスポンスしないと罪悪感感じたり,置いてきぼりにされちゃうような気持ちになるけど,ほんとうに言葉や思いを伝え合うなら,主張の結果ばかりを追っていてはだめで,主張という結果に至るまでのプロセスを,もっと大事に扱うべきだと思うんです。
心の動きを見なくちゃいけないし,見たいなぁと思うんです。
それが見えるお芝居。
あと,ずいぶん前からこの作品を舞台化したいという先生のお考えを耳にしていたので,今年それが叶って,純粋に嬉しいです。
今年の蟻ヶ崎みたいにフクザツで難解なお芝居も見応えがあるけど,日下部先生は言葉を大切にされる先生だと思うので,こういった作品の方が,それが映えるように思います。…とか勝手に言ってみます。笑
そして番外編。
長野県屋代高校演劇班『南京の早春賦』
作:小川幸司
@ホクト文化ホール/11月
11年ぶりにこの作品を観て,とても懐かしい気持ちになれました。
同時に,誰かの心に残って,その後の人生のどこかに色をつけていく作品って本当にあるんだなぁと思いました。例えばこの高校の顧問の先生に,とか。
そしてまた,屋代のこの舞台を観たひとが心の奥を揺さぶられていたら。そうやって時代はめぐるし,作品は生きていくし,何かがつながっていくんだなと思います。
長野県木曽青峰高校演劇部『right eye』
作:野田秀樹
@長野県木曽青峰高校/7月
木曽で土砂災害があって,1週間くらいでの公演。3.11直後の東京を思い出しました。
何を優先し,何を選び取るか,考えさせられました。当時三谷幸喜も「公演をやっても中止にしても,どちらも正しい選択だ」というようなことを述べていました。音響がなくても,思うような効果を使えなくても,それでも上演することを選んだことを尊重したいと思います。
以上,myベスト5+αでした。
来月は関東大会に行ってしまう予定です。初めて南にもお邪魔しちゃおうと思ってます。
来年も心ときめくお芝居に出会えますように☆
Monday, December 8, 2014
日帰り de 塩尻の旅。
7時ちょうどのあずさ1号で,
私は私はあなたから旅立ってきました。
どうも,カサハラです。いろいろ惜しいですね。
行ってきました☆レザンホール。
100%お客さんとして行くのは,実に中3以来!
はぁ~。感慨深かったです。
私が中1~高1のときはここで地区大会だったし,高1のときはさらに関東大会もあったので,なんていうか…原点なのですよ。
始発のあずさは一昨年も結構乗ってて,同じく塩尻で降りてたので,何号車に乗れば階段に近いとかちゃんとわかってて,狙って席取ってました。
でも9時半に塩尻着で,10時から開演。積雪もあったので自力でちゃんとたどり着けるか不安になってしまい,あの距離でタクシー乗っちゃいました。あぁ,東京のひとになってしまった…。私。
だけどタクシーの運転手さんが優しいひとというか,素敵なひとでよかった。多分東京じゃありえん会話だな。
私の人生の先輩,さいたまさん(仮名)のアドバイスから,タクシーでは必要最低限のことは話さないようにしているので。地方の温かみを感じられました。。。
そしてお芝居。
2作品観ましたが,どちらもカンパニーの「今」を感じることができてとてもよかった。
行ってよかった。
…はっ!そうそう。レザンといえば大階段が特徴的だと私は思っていて,この階段を久々に上れると思っていたのにー!のにー!
封・鎖・さ・れ・て・い・た!!!!!!!!!!!!!
(ーロー;)ショックすぎるーーーー!!!!!!
みんな,客席の前ブロックの通路に通じる出入り口から出入りさせられたよ…。ぐすすん。
でもまぁ,行ったことに意義があると思おう…。
+++
ホントに,お芝居のためだけに行ったので,お昼にはもうフリーダム。
早く東京に戻ってくることを優先すれば,12時とか13時台の電車があったと思うんですが,以前から気になっていた駅前のお店,Cafe & Wine bar Fontana del Vinoに行ってきました。
こ,コスパやばすぎてびびった…。
きっと東京なら2,000円くらいしたに違いない…。
ランチで1,000円。パスタかピザ&サラダ&パン&ドリンクで,1,000円きっかり。
デザートつけても1,200円。す,すごい…!
カラフルなサラダ。
野菜いっぱい。トマトソースのパスタ。
パスタはおにくとか入ってないのに,すごいボリュームでした。
あとデザートつけちゃったからシワワセだった…。
ごちそうさまでした…。
あと,今更ながら塩尻駅の看板がシャレオツになっていたことに気づいた…。
樽のパッケージみたいなデザインだね。
寒い中あずさを待って,乗車。東京へ戻る。
その道中…
ぬぉ!
…だそうです。
上諏訪駅ユーザーのみなさん,ゴミはゴミ箱へ…。
良いもの観て,おいしいもの食べて,会いたいひとに会えて,満足な一日でした。
お芝居はやっぱり,生きのびる予定をくれるものですね。
今週もがんばろう。
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