先日(もうそろそろ1ヶ月になるけど)行われた高校演劇合同発表会で、こんなことがあった。
劇の最初から最後まで、妙な音がしていた。しゅぅ。しゅっ。しゅー。しゅ。・・・しゅっ。・・・・最初に気づいた時は何かと思った。効果音かとも思った。それにしては変な効果音だった。わざと?実際、かなしいシーンで明るい音楽を流す方法があると、何かの本で読んだことがある。でもなんか、本気でそれともミスマッチだった。規則的な音かと思いきや、めちゃくちゃ不規則な音。会場の人には聞こえているのであろうか。何とも思わないのか。私にだけ聞こえているとか? っていうかこれは何の音だ。
遂に、私は母に、「ねぇ、この音なに?」と聞いた。聞いてしまった。母は何も言わなかった。
結局、1時間そのことが気になり、どっぷりと作品につかることが出来なかった。
ようやく終演し、会場を後にしようと席を立ち、後ろを向いた。 そこには1人の女の人がいた。1番後ろ(あるいはもう1コ前?)の、1番スミっこ。 その人は鼻の下にチューブのようなものをつけていて、何か不思議な機械?を横に置いていた。今考えれば、あれは空気のポンプみたいなものだったのだと思う。体はその時動いていたけど、心の中では立ちすくんだあたしがいた。あたしは母の腕をきゅっと自分の方によせた。
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